プチ断食のすすめ

私たちの生活環境は様々なストレスや栄養過多の食生活に囲まれ、人間が本来持っている自然治癒力が侵されることにより、何らかの病気を発病させてしまいます。
プチ断食というと一般的にダイエット方法のひとつと捉えられることが多いのですが、ここでは内蔵の状態をリセットし、体を健康にするという目的でのプチ断食です。(結果的には痩せやすい体質づくりにつながります)
普段の生活の中で無理なく行えるようにおすすめしておりますので、一度お試しください。

どうしてプチ断食?


野生の動物は体が弱っているとき、何も食べないでじっとしています。体が弱っているときは腸の活動も弱っています。そういうときに食物を入れると、腸がうまく食物を消化・吸収できなくて血液中に不完全な消化物を混入してしまうのです。
例えば病気の時は腸が弱っているので食欲がわきません。
それはからだが食べ物を食べてはいけないために、脳が食欲を落としているのです。
私たちの普段の食生活を考えてみると、大抵の方は過食ぎみです。ですから、食を抑えるということを意識的に行なわないと腸が休まりません。
プチ断食は腸をリセットして、正常に動かすために必要な行為なのです。


プチ断食で何が変わるの?


腸の機能が弱っていると血液中に食物の未消化なものが混入し、ドロドロの血液状態になり、未消化なものが排泄されないで体細胞に蓄積してしまいます。その状態が自然治癒力を低下させ、病気にかかりやすくなったり、太りやすい体質になってしまいます。
では、腸の機能が弱っているというのはどういう状態かというと「腸の中の酵素不足による機能低下」ということです。すなわち食物の消化・分解は腸自体が行なっているのではなく、腸の中の酵素が行なっているのです。
プチ断食を成功させるためには…
 
 ●腸内の宿便を除去して、腸の機能をリセットさせる。
 ●腸の酵素を増やす。
 
  ということになります。

ドロドロ血液になる原因

血液がサラサラであれば、血液の力によって不純物は対外に排出されます。もともと、私たちにはそういう力を備えております。
ではどうして血液はドロドロになってしまうのでしょうか?
食べ物を消化・分解する主なところは小腸です。小腸で消化・分解し、そこから栄養になる程度まで食物を細かく分解した後、血液中に取り込みます。
重要なのはこの細かく分解する課程で、ここで栄養としての適当な大きさまで細かく食べ物を分解できなかったとすると、まだ粒子が大きすぎて、細胞内で栄養として取り込むことができません。そういうものが不純物として血液中をさまようのです。それが血液をドロドロにしてしまうのです。

消化・分解とは

食べ物を消化・分解してくれるのは腸自体の力ではありません。
私たちの腸には無数の酵素が存在します。この無数の酵素が食べ物を消化・分解してくれるのです。そしてこの腸内の酵素が正常に働いている方は、血液がサラサラしていて血行不良もなく、冷え性や肩こりも起こりません。
しかし、ストレス・暴飲暴食・年をとることにより小腸の酵素の力が衰え、正常に消化・分解ができなくなってしまう人がいます。
そのような方は何らかの体調不良を訴えたり、また太りやすい体質でもあります。このような方は食べ物から酵素を摂取しなければいけません。


それではここまで理解していただけたら、プチ断食の方法をご説明いたします。